みなさん、にんにくはお好きでしょうか?
僕、ミシマは大好きです。
にんにく愛が高じた結果、にんにく醤油やガーリックオイルなどのにんにく調味料を、家で自ら精製してしまうほど、にんにくを愛しています。
そんな私のようなにんにく狂いに、ぜひともおススメしたいのがコチラ、「元祖 ニュータンタンメン本舗」です。
国立駅の南口、旭通りに入ってすぐ『いきなりステーキ』の隣に新しくオープンしたラーメン店。
赤と白の看板がとってもキャッチ―です。
今回取材をするにあたり、前に食べたことがあるという友人に話を聞いてみたところ
私「ニュータンタンメンってさあ、あれ美味しいの?」
友人「うーん。そもそもあれはタンタンメンじゃないわ。ニュータンタンメンっていうジャンルのラーメンだわ。」
私「……はい?!」
友人「あとにんにくが多すぎて、食べ終わった後にものすごい量のにんにくがスープに沈殿してた」
なにやら好奇心をくすぐられる感想です。それに、「にんにくが沈殿してる」。
なんて素敵な言葉でしょう。
友人からは何度も「タンタンメンだと思って食べない方が良い」と念を押されましたが、すでに私の頭の中はにんにくでいっぱいです。ニュータンタンはタンタンメンなのかという議論など、もはや私にとってはどうでもよいことなのです。
そんな脳内にんにく畑モードの中、いざ入店―。
明るくて綺麗で、清潔感のある店内。
食券制ではないので、まずカウンターに案内されます。
そしてメニューがコチラ。
左上の「驚異!にんにく・唐辛子パワー」が目を引きます。地味に醤油ラーメンが600円とお手ごろな値段。
タンタンメンは、【ひかえめ・普通・中辛・大辛・めちゃ辛】から辛さを選べるようになっています。【めちゃ辛】以上も+30円でオーダーできるそうですが、未知すぎて手が出ませんでした。
僕は辛いのが苦手ので、とりあえず【普通】をチョイス。トッピングは無しで注文しました。
そして待つこと5分。
来ました! これがニュータンタンメン!!
第一印象は「卵多めの中華スープ?」という感じ。
たしかに、いわゆる”タンタンメン”とは少しちがうようです。
スープは真っ赤……ではなく少し透き通った茶色(辛さを上げるともっと赤くなるそう)。具は溶き卵と豚ひき肉、そして卵の陰に隠れている大量の刻みにんにく。赤いのは唐辛子です。
目の前をにんにくの香りが漂い、強烈に食欲をそそります。
まずはスープを一口。
んん!!!!
まず口の中に広がるのは、豚肉とにんにくが絶妙にマッチした「旨み」。そこにピリッとした唐辛子の辛みが訪れます。
主張の強いにんにくと唐辛子という食材。しかし卵の味わいがそれらを全てマイルドに包み込みます。
多くの方は、見た目と具材からついつい”大味な”イメージを連想しがちではないでしょうか? しかしこのスープ、想像以上に味がまとまっており、いい意味で期待を裏切ってきます。
しかし、これで終わりではありません。
ひとたびスープを咀嚼すれば……フワッとした溶き卵。そのアクセントとなるのは、刻みにんにくの歯ごたえのあるシャキシャキとした食感。
そしてにんにくを噛むたびに、クセになる匂いが鼻から抜けていきます。
―この後のことは、あまり覚えていません。
にんにくの臭いが鼻から抜けたその瞬間、おそらく禁断症状を起こした私。
気付いた時には……
友人の話では「残ったスープの底に大量のにんにくが沈んでいる」はずでした。
なのに今、私の目の前には空になった器がぽつんと残っているだけ。
一体どうしたことか。
”ここには何もない。あるのは空っぽの器と、にんにくの残り香と、しがない独りの男だけだ。”
にんにくの食べ過ぎでしょうか。こんなクッサイ台詞を心の中で呟いたところで、私は自らの大きな過ちに気づきました。
(……あ、麺。)
にんにくに夢中になっていた私は、あろうことか麺のことをすっかり忘れていました。写真すら取り忘れるほどに。
こんな食レポ記事を公開した日には、どこぞのラーメン王がブチギレるかもしれない。そんな恐怖に苛まれながらも、ここで一句。
ニュータンタン ニンニク好きなら 食べてみよう(字余り)
すた丼とはまた違う、純粋なにんにくの旨みと食感を楽しめるニュータンタンメン。
「麺は食べてみてのお楽しみ!てへぺろ!」ということで、半ば強引にこの記事を締めくくりたいと思います。
たまにはガツンといきたい、そこのにんにくジャンキー!! あなたも禁断症状、起こしてみ?
●ジャンル
ラーメン店
●営業時間
11:30~2:00
●定休日
なし
●席数
45席
●禁煙・喫煙
禁煙可
●電話番号
042-505-8820
※お問い合わせの際は「いいね!国立」を見たとぜひぜひお伝えください!!
●所在地
東京都国立市東1-7-11 森田ビル1F
●関連リンク
お店のホームページ